年末の仕事納め、年始の仕事始めの際にIT機器の取扱で気をつけるべき要注意ポイント。
年末仕事納めをして、年が明け仕事始めまでの数日間、会社やお店のパソコンを完全に電源を切って止めておく方も多いと思います。今回はそういった「年末年始でのIT機器の取扱いで注意すべきポイント」を解説します。
年末(仕事納め)の際の注意ポイント
1年の仕事を終え、年明けまでIT機器を使わずにいるわけですから、以下の点に注意しながら会社事務所やお店の退出をしましょう。
出来る限り電源を完全に切っておく
自動で何らかの処理をするというような必要のない限り、出来る限りIT機器の電源は完全に切っておきましょう。コンセントを抜くことができるようであれば、抜いておいたほうが良いでしょう。
最終のデータバックアップをしておく
数日間、完全に会社やお店を閉めて留守にすることになります。年末の最終の時点でのデータバックアップをきちんと取るようにしておきましょう。
メールなどで案内できる相手には案内しておく
年末年始のお休みを、ハガキや郵便で案内されている方も多いと思いますが、一応念のため、メールでご案内できる相手には年末年始の休業のご案内を出しておくと良いでしょう。
年始(仕事始め)の際の注意ポイント
年末から数日間、IT機器を完全に止めていたという方も多いでしょうから、特に年始の仕事始めの際には注意しましょう。
IT機器の起動に時間がかかることを考慮しておきましょう
数日間、完全に電源を切っていた機器を再度起動させるわけですから、通常の時よりも起動処理に時間がかかります。Windowsの更新処理とか、ウィルス対策ソフトの更新とか、そういったものが数日分いっきに始まりますので、いつもの倍~3倍くらい起動処理に時間がかかることを考慮して仕事始めの時間を調整するようにしましょう。
すべての機器の動作チェックを
起動処理が終わって使えるようになったら、ひととおりすべての機器の動作チェックをするようにしましょう。特に以下の点に注意
- パソコンはインターネットに繋がるか?(最新のニュース記事などを表示してチェックするようにしましょう)
- プリンタは印刷できるか?
- 普段メインで使っている主なソフト(アプリ)が起動して使えるか?
- メールの送受信はできるか?
- ネットワークディスクやUSB接続のハードディスク、メモリなどがある場合、それらのデータにきちんとアクセスできるか?
メールのチェック
年末年始休みの間に入ってきていたメールのチェックを忘れずに行いましょう。お仕事の種類や内容によっては、メールの件数が大量になることもあります。年明けからメールチェックミスなどでつまづかないよう、時間をかけて丁寧にチェックするように心がけましょう。
特に年始は十分時間を取りましょう
年末年始、特に年始の仕事始めの際には、出社するなりごあいさつ回りとか色々やらなければならないことがあるかと思いますが、そういったことと並行してIT機器が機能するかどうか?のチェックは十分時間をとるようにしましょう。IT機器がトラブルを起こすと、復旧までの時間ロスが非常に痛いですし、またそもそも「機能しない」ということに気づくのが遅れれば、痛手はなお大きくなります。
年末年始、くれぐれもご注意ください。