Excelシートの印刷範囲

Excelシートを印刷しようとして、なぜか余計なページがたくさん出てくるという場合・・・

印刷プレビューで「1/2ページ」になってしまう

Excelを使っていていざ印刷しようとしたら、1ページ内に収まるように作ったはずなのに、なぜかページ数が2ページになってしまう、なんていうことがあります。

例えば図のようなシートを作っていて、印刷プレビューをしてみると・・・

作ったシートは1ページに収まっているのに、なぜか2ページめがある!

スクロールバーも2ページ分移動するようになっちゃっていて、このまま印刷すると、余計なページまで印刷されてしまう!

原因は、範囲外の部分

こうなる原因は、殆どの場合元のシートをよく見れば解決します。

例えば図のように、作成して印刷するつもりだった範囲の外側に、何か数値や数式を入力したまま削除し忘れていたりすると、当然ここも印刷することになるので、2ページめ、3ページ目が出てきてしまいます。

 

この場合には、データが入力してあるセルの内容をクリアすることで解消されます。

また、データは入力していなくても、罫線が引いてあるような場合も同様です。

 

シートで表を作る過程で試行錯誤して広い範囲に罫線を引いてしまって、その後それらの行や列を削除したり罫線を消すのを忘れていたりすると、こういう症状が起こります。

 

この場合にも、ムダな部分を削除することで余計なページが印刷されるのを解消できます。

 

ただ、これらの原因は、必ずしも作成したシート範囲のすぐ脇にあるとは限らないのでご注意を。何かの操作ミスで、とんでもなくずっと下のセルに1つだけ罫線が引いてあったり、データが入っていたりする何ていう場合もありますので、そういう部分を見つけて訂正する場合には慎重にくまなく探すようにしましょう。

印刷範囲の設定で問題解決

ちなみに、上記のように余計なセルや範囲があっても、そもそも印刷する範囲をここからここまでと指定すれば、余計なページが出てくることはありません。

図のように、シートの印刷したい範囲をマウスで選択してから、「ページレイアウト→印刷範囲→印刷範囲の設定」とクリックすると、指定した範囲だけを印刷するという設定になります。

例えば「右側の欄外に集計データが入力されているんだけど、そこはデータを消すことが出来ないけど、印刷はしたくない」という場合に、集計データ以外の部分を印刷範囲として指定することで、余計な部分の印刷をせずに済みます。

ちなみに

Excelのページレイアウトのメニューは、かなり踏み込んだ設定もできます。ここを上手に活用すると作成したシートを非常に効率よく使うことも出来ますので、ぜひトライしてみてください。